【2025年版】 東京都で蓄電池を導入するなら?補助金対応のおすすめ業者6選と選び方ガイド

東京都で蓄電池を導入するなら?補助金対応のおすすめ業者と選び方のポイント

蓄電池、気になってるけど―
どれを選べばいいのか分からない…

蓄電池を検討する際、その種類の多さに「何を基準に選べばいいのか」迷っていませんか?

この記事では、利用目的に合わせたおすすめの蓄電池製品を比較してご紹介!
補助金の対象かどうかも分かりやすくまとめていますので、制度が充実しているこの好機を逃さず導入できるよう、ぜひご活用ください。

読み終える頃には、「自分に合った蓄電池」が自然と見えてくるはずです。

それでは、一緒に見ていきましょう!

当サイトおすすめの蓄電池設置業者はこちら

目次

今が導入の好機!蓄電池の注目ポイント

過去最大級の補助金が出ている

2024年からスタートした「DR補助金(デマンドレスポンス対応機器導入支援事業)」では、条件を満たす蓄電池に最大60万円の補助金が支給されます。
さらに、多くの自治体でも別途補助制度があり、国+自治体の併用が可能な地域もあるため、自己負担を大幅に抑えて導入できるチャンスです。

電気代の高騰と変動リスクに備えられる

電気代はここ数年で右肩上がりに上昇し、今後も不安定なエネルギー事情が続くと予測されています。

蓄電池を導入することで、昼間に発電した太陽光を夜間に使える「自家消費スタイル」が可能になり、電力会社からの購入量を減らすことができます。
また、ピーク時間の使用を避けたり、深夜電力を活用するなど、電気代のコントロールがしやすくなるのも大きなメリットです。

災害時の停電対策になる

台風・地震・大雪など、日本では自然災害による停電リスクが常にあります。
蓄電池があれば、停電時にも冷蔵庫・照明・スマホ充電など最低限の生活インフラを維持することが可能です。

特に「全負荷型」の蓄電池を選べば、家全体をバックアップできるため在宅避難時の安心感が格段に高まります

補助金で費用をグッと抑える方法は次で解説します!

【2025年度】最新の補助金情報|東京都

家庭用蓄電池の導入を検討しているなら、今がチャンス

2025年度も、国の施策に加え、各自治体レベルでも支援制度が充実しています。
蓄電池は高額な設備ですが、補助金を使うことで数十万円単位で費用を抑えられる可能性があります。

ここでは、2025年度に利用可能な国・自治体の補助金制度について詳しく解説します。

国の蓄電池補助金制度

DR補助金(家庭用蓄電池のVPP構築実証事業)

DR補助金は、家庭用蓄電池を電力の需給調整(DR=デマンドレスポンス)に活用することを条件に国が補助する制度です。

小さな蓄電池を集めて仮想的な発電所(VPP)として制御し、再生可能エネルギーの拡大と電力の安定供給を図る目的で行われています。

2025年度は補助金申請の受付がすでに開始されており、予算内で先着順に採択されます。

補助額蓄電池システム費用の1/3(または初期容量1kWhあたり3.7万円
補助額上限上限60万円 例)約15kWhクラスの大型蓄電池で最大額(60万円)に達する
対象日本国内で新たにDR対応の家庭用蓄電池を設置する個人住宅(法人や個人事業主も含む)
※既設の蓄電池は対象外で、新規導入のみ対象
条件蓄電池本体と工事費の合計が容量1kWhあたり13.5万円以下

・蓄電池が事業に登録されたDR対応機種であること

電力会社やアグリゲーター(サービス事業者)との契約により電力需給ひっ迫時のリモート制御に協力する必要

・補助受領後、2027年3月末まで電力不足の緊急時には国や電力会社から蓄電池の充放電を遠隔制御される可能性がある点に同意する
申請期間2025年4月中旬~12月5日(予定)まで受付
早期に予算上限に達した場合は受付終了となる可能性がある
申請方法原則として販売施工業者が「申請代行者」として手続きを行う

DR補助金は国の実証事業のため制度変更の可能性があります。最新情報は公式発表を随時確認してください。

>>DR家庭用蓄電池事業公式サイト

子育てグリーン住宅支援事業(蓄電池導入支援)

子育てグリーン住宅支援事業は、高い省エネ性能を持つ住宅の普及を促進するために創設された国土交通省の補助制度です。省エネ基準を大きく上回る住宅を新築・改修する際に補助金が出る仕組みで、特に子育て世帯や若者夫婦世帯への支援を目的としています。

しかしリフォーム(改修)に関しては世帯の年齢制限はなく、どなたでも利用可能です。

蓄電池については、省エネリフォーム工事に合わせて導入する場合に補助対象となります。

補助額一戸あたり定額 64,000円
(蓄電池1台あたりではなく、住宅1戸あたりの固定額)
補助対象工事省エネルギー改修(リフォーム)工事とセットで蓄電池を導入
(断熱改修など必須工事の要件を満たした上で蓄電池を設置した場合)
申請方法リフォーム工事を請け負う施工業者が代理申請

本制度も予算や政策に応じて見直される可能性があります。申請前に最新情報を確認してください。

>>子育てグリーン住宅支援事業公式サイト

国の蓄電池補助金の併用可否と活用ポイント

「DR補助金」と「子育てグリーン住宅支援事業」は、ともに国の補助制度であるため同一の蓄電池に両方を併用することはできません。蓄電池導入時に受けられる国の補助金はどちらか一方となります。

ただし、自治体(都道府県や市区町村)の蓄電池補助金が別途ある場合は、国の補助金と併せて利用可能
国の補助で費用を抑え、さらに自治体独自の補助金を活用することで、自己負担額を大幅に軽減できる可能性があります。

それぞれ補助額や条件が大きく異なるため、ご自身の計画に合った制度を選びましょう。

東京都および市区町村の補助金

東京都の補助金制度

制度名災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
対象者都内の住宅に未使用の太陽光発電システムまたは蓄電池を設置する個人
補助金額家庭用蓄電池 :1kWhあたり12万円(条件:太陽光パネル同時設置または再エネ電力契約)、需要調整サービス(DR)参加でさらに10万円 加算。既設蓄電池に増設する場合は 1kWhあたり8万円(太陽光設置済みが条件)。

太陽光発電システム:既存住宅で 1kWあたり15万円(上限45万円)、新築住宅で 1kWあたり12万円(上限36万円)(3〜3.75kW超過分は1kWあたり10万円)。また、陸屋根住宅における架台設置費や防水工事費には 最大10〜20万円/kW の上乗せ補助。
対象設備太陽光発電システム、架台設置、防水工事、機能性PV設置、パワーコンディショナの更新、蓄電池システム、高断熱窓・ドア、壁/床等の断熱化、高断熱浴槽、太陽熱利用システム、地中熱利用システム、エコキュート等、V2H
主な条件・太陽光は出力50kW未満が対象、蓄電池は太陽光同時設置または再エネ電力プラン加入が条件等
・事前申込後、交付申請書類の提出期限内(令和8年3月末予定)に設置完了・申請が必要
申請方法設置前に事前申込が必要で、交付決定前の着工は不可
事前申込:令和7年5月30日開始
交付申請(本申請)は令和7年6月30日~令和8年3月31日まで受付予定
公式リンク災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業

主な市区町村の補助金制度

23区

23区別の補助金制度は、各区の「蓄電池解説ページ」にて詳しく解説しています。
下記のリンクより各ページの「補助金情報」へ直接ジャンプします。

千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区
渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区

八王子市
制度名再生可能エネルギー利用機器等設置費補助制度
対象者八王子市内に住所を有し、自らが居住する既存住宅に太陽光発電システムを設置する個人
補助金額太陽光発電システム1kWあたり1万円(上限10万円)
蓄電池システム定額3万円/件(蓄電容量3kWh以上、国の補助対象製品)
対象設備太陽光発電システム、リチウムイオン蓄電池システム、太陽熱利用システム、木質ペレットストーブ
主な条件蓄電池は太陽光発電と同時に導入する場合のみ対象
申請方法いずれも着工前に市へ申請し、交付決定を受ける必要
令和7年(2025年)4月14日から先着順受付開始
公式リンク再生可能エネルギー利用機器等設置費補助制度
府中市
制度名エコハウス設備設置費助成金
対象者府中市内の住宅に対象設備を設置する個人(市内在住者)、市税の滞納がないこと
補助金額太陽光発電システム 1kWあたり2万円(上限10万円)、家庭用蓄電池 1kWhあたり2万円(上限10万円)
対象設備太陽光発電システム、家庭用蓄電池、太陽熱高度利用システム、エネファーム、既設窓の断熱改修など
主な条件・蓄電池システムは住宅用太陽光発電システムと併用しているもの
申請方法令和7年4月7日より申請受付開始
窓口または郵送で先着順に受け付け、予算がなくなり次第終了
公式リンクエコハウス設備設置費助成金
調布市
制度名太陽光発電設備・蓄電池設備等設置補助「よりよい住まいづくり応援制度」
対象者調布市内の住宅に太陽光発電設備または蓄電池を設置した個人(市民)
補助金額太陽光発電システム 1kWあたり2万円(上限10万円)、蓄電池設備 1件あたり定額5万円(蓄電池単体でも補助対象、購入・リース共通)
対象設備太陽光発電設備、蓄電池設備、太陽熱利用機器
主な条件・既存住宅、新築を問わず対象ですが、調布市が認定した施工業者による工事であること
申請方法設置後6か月以内(最終締切は年度末12月26日)に申請書を提出する必要
令和7年4月1日から令和7年12月26日まで随時受付
公式リンク太陽光発電設備・蓄電池設備等設置補助

補助金を活用する際の注意点

補助金を利用して蓄電池を導入する際には、次の点に注意が必要です。
制度を正しく理解して、後悔のない導入につなげましょう。

  • 年度ごとの予算枠があるため、申請は早めが安心
     補助金は予算上限に達し次第、受付終了となる場合があります。
     導入時期を決めたら、早めに対応可能な業者に相談しましょう。
  • 対象機種・事業者が限定されている場合がある
     すべての蓄電池や販売店が対象になるとは限りません。
     補助対象製品に対応しているか、事業者が登録されているかを必ず確認しましょう。
  • 申請手続きは原則として業者が代行する
     個人での申請は不可なケースが多く、業者によって申請の可否や対応スピードに差があります。
     補助金対応に慣れている業者を選ぶことが重要です。
  • 自治体によって条件・金額・受付方法が異なる
     市区町村ごとに補助内容が異なるため、最新情報は各自治体の公式サイトや業者を通じて確認しましょう。
  • 補助金の「併用可否」は必ず業者に確認を
     国・県・市の補助金がすべて併用できるとは限りません。
     制度ごとに併用の可否が異なるため、導入予定の業者に確認するのが最も確実です。

地域の補助金情報に強く、対応実績のある業者を選ぶことも成功のポイントです!

東京都でおすすめの設置業者&一括見積もりサイト

蓄電池は決して安い買い物ではありません。性能・価格に加えて、「どの業者から購入・設置するか」が満足度を大きく左右します。特に、

  • 補助金に詳しいかどうか
  • 見積もりの透明性・説明の丁寧さ
  • アフターサポートの充実度

などは、実際に導入するうえで重要な判断ポイントとなります。
ここでは、実績やサポート体制に定評があるおすすめの業者を(東京都は特に選択肢が豊富なため7社)厳選してご紹介します。

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ECODAの特徴

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無料シミュレーション・無料現地調査
全国対応(離島は対応できない場合あり)
最大20年間の安心保証

太陽光パネル、蓄電池のセットが50万円以下で導入可能!

実例)合計補助金:219.7万円
導入費用:267.3万円(税込)お客様自己負担金額:47.6万円

💡 事例(ECODA・東京都)
補助金313万円の実績あり
※太陽光+蓄電池補助金(合計313万円受給)屋根・蓄電池容量によって異なる

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街角ソーラー発電相談所の特徴

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各ローンの見直しシミュレーション無料実施

独自のアフターサポートが充実
パワコン無料交換・年1回の点検・地震保険の対象がないか無料チェックなど

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優良業社の相見積もりで納得の選択
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タイナビ蓄電池は成果報酬型サイトではないため、圧倒的に安い見積もりが取れる

リコアス株式会社

リコアスの特徴

施工実績6,000件超 ソーラーパートナーズで2024年度太陽光発電部門:成約件数が東京電力管内1位
・3つの10年保証&10年間無償アフターメンテナンス

会社名:​リコアス株式会社
住所:東京都墨田区錦糸1丁目2-1 アルカセントラル14F(錦糸町事務所)
電話番号:0120-971-889
営業時間:9:00~18:00(平日)
アクセスJR錦糸町駅 北口より徒歩約2分
※詳しくは公式サイト等をご確認ください。

あなたに合う蓄電池が分かる!【目的別早見表と選び方ガイド】

何を重視する?方向性を定めよう

蓄電池を選ぶときは、いきなり製品を比較するよりも、「自分は何のために蓄電池を導入したいのか」を明確にすることが大切です。

ここでは代表的な3つのニーズに沿って、おすすめタイプと製品例をご紹介します。

ニーズ
停電対策を重視(非常用バックアップ目的)

【全負荷型×大容量タイプが安心】

・停電時にも家全体の電気が使える「全負荷型」
・10kWh以上の大容量で、冷蔵庫・照明・エアコンなどもカバー
停電を検知し自動で蓄電池給電を開始する「自動切替」
長期保証もあると安心

✅ おすすめ製品例:

長州産業 Smart PV マルチ(12.7kWh)
 大容量かつ全回路バックアップ対応
 15〜20年の長期保証

テスラ Powerwall(13.5kWh)
 高出力5kW、家中をバックアップ
 1台で広範囲をカバー可能

ニチコン ESS-T3シリーズ(11.1〜16.6kWh)
 電気自動車との連携
 1週間分の電力確保も可能

ニーズ
電気代の節約・ピークシフトを重視(エネルギー自給・経済性)

【AI学習制御×太陽光連携型】

AI学習・クラウド制御機能付きで経済運転が可能
・太陽光発電と連携して昼間の電力を夜間に使える「自家消費型」
中容量(5〜10kWhでも買電量をしっかり抑えられ、費用対効果に優れる

✅ おすすめ製品例:

伊藤忠商事 Smart Star 3
 AI学習制御で充放電を自動最適化
 電力自給と電気代削減◎

シャープ クラウド蓄電池システム
 クラウド制御(遠隔監視)、AI自動運転、EV連携が可能

オムロン マルチ蓄電プラットフォーム
 AIが天気と使用状況を分析、充放電を自動最適化

ニーズ
予算を重視(低コストで導入)

【小容量×補助金に頼らずコスパ重視】

4〜6kWhの小容量モデルで初期費用を抑える
・将来的に増設可能なモジュール式も検討
・必要最低限のバックアップ環境

✅ おすすめ製品例:

テスラ Powerwall
 補助金対象外でも容量単価が最安級で大容量
 費用対効果◎

パナソニック LJ-SF50B(5kWh)
 設置しやすく価格も手頃(約94万円〜)
 必要最小限の構成に◎

オムロン・長州産業のモジュール式蓄電池
 小容量から導入でき、後から容量追加もOK

どこまで使える?蓄電池の実用目安

蓄電池の容量が「5kWh」「10kWh」「15kWh」などと書かれていても、「それで何がどれくらい動くのか?」がピンとこない方は多いはず。

日常で使う家電の消費電力から、どの蓄電容量で何がどれだけ使えるのかが一目でわかるよう、シミュレーション形式でまとめました。

よく使う家電と消費量の目安

家電・設備消費電力の目安使用時間の目安消費量 kWh
冷蔵庫
(中型)
約200W24時間約4.8
LED照明
(5か所)
約50W × 56時間約1.5
スマホ充電
(2台)
約10W × 2各2時間約0.04
テレビ
(40〜50型)
約120W3時間約0.36
エアコン
(冷房時)
約700W3時間約2.1

シミュレーション:容量ごとに何ができる?

蓄電池容量
kWh
想定される家電構成合計消費量
kWh
実用度合いの目安
5冷蔵庫+照明+スマホ充電約6.3フルには足りず、かなり制限が必要
10冷蔵庫+照明+スマホ
+テレビ
約6.7一晩しのげる構成として安心感あり
15上記に加えてエアコン
(3時間)も使用
約8.8快適性を保ちつつ半日〜1日対応可能
  • 最低限のバックアップだけなら5〜7kWhでもOK(ただし工夫は必要)
  • 家族全体で安心できる構成なら10kWh以上が理想
  • エアコンやIHなど200V機器を使いたい場合は、出力や全負荷対応もチェックが必要

停電時に差が出る!対応負荷の違いとは

家庭用蓄電池を選ぶ際は、停電時にどこまでの範囲の設備に電気を供給できるかも重要な判断ポイントです。
これは「対応負荷のタイプ」によって変わります。

分類特徴
特定負荷停電時に、あらかじめ選んだ一部の回路(冷蔵庫・照明など)だけに給電する。

電力を節約しながら長時間使いたい場合に向いており、比較的コストも抑えられる。
全負荷停電時に、家全体に給電する。

エアコンやIH調理器、エコキュートなど200Vの家電にも対応し、普段通りの生活を維持できる。
停電時にどこを動かすか選ぶ必要がないため、安心感が高いのが特徴。

一部の製品では、設置時の構成によって「特定負荷型」にも「全負荷型」にもできるものがあります。

例えばパナソニックやニチコンの機種は、分電盤や専用ユニットを追加することで全負荷対応に変更可能です。

ハイブリッド型?単機能型?構成の違いをかんたん解説

蓄電池の内部構成(制御方式)には、もう一つの分類軸として「ハイブリッド型」と「単機能型」があります。
これは、「どのように電気を制御するか」=パワーコンディショナ(パワコン)構成の違いを指しています。

そもそも、パワーコンディショナ(略してパワコン)とは

太陽光パネルが発電した直流の電気を、家庭で使える交流に変換する装置のことです。
蓄電池にも、充放電を管理する専用のパワコンが使われます。

分類特徴
ハイブリッド型太陽光+蓄電池を1台で制御、効率よく全体設計がスマート

太陽光発電用と蓄電池用のパワコンを1台にまとめたタイプ。
電力の変換ロスが少なく、太陽光から蓄電池への充電効率も◎。
新築やシステム一式を導入する場合に向いています。

機種によって「特定負荷型」「全負荷型」のどちらにも対応可能です。
単機能型蓄電池を後付けしやすい、既存設備を活かしてコストを抑えられる

蓄電池専用のパワコンを追加する方式です。
太陽光発電の既設パワコンをそのまま活かせるため、後付け導入やコストを抑えたい方に向いています。
ただし、構成によっては変換ロスがやや増える傾向もあります。

停電時の対応範囲は製品によって異なります。

ズバリ!目的別早見表(タイプ×価格帯×向いている人)

重視する
目的
蓄電池タイプ容量の目安価格帯
(目安)
向いている人の特徴
停電対策全負荷型10〜15kWh以上150万〜
250万円前後
災害に備えて家全体を
バックアップしたい人
節電

自家消費
特定負荷 or
AI学習タイプ
5〜10kWh100万〜
200万円前後
太陽光発電と組みせて
電気代を抑えたい人
低予算小容量/
特定負荷型
4〜6kWh80万〜
150万円前後
とりあえず最低限で
スタートしたい人
将来の拡張性ハイブリッド or
モジュール式
5〜10kWh
〜拡張可
初期
100万円〜
後から太陽光や容量
を追加したい人

2025年最新!人気の蓄電池8製品を徹底比較【性能・特徴・価格まとめ】

ここでは、今注目されている家庭用蓄電池8製品(ニチコン/シャープ/パナソニック/京セラ/オムロン/長州産業/伊藤忠(スマートスター)/テスラ)のスペックや特徴を比較できるよう、2つの表にまとめました。

いずれもリチウムイオン蓄電池で、一定の保証年数や安全認証を満たしており、補助金対象となる条件をクリアしている製品がほとんどです。

実際の補助額は制度によって異なりますが、国の「DR対応蓄電池補助金」では初期実効容量1kWhあたり上限3.7万円・補助率1/3(上限60万円)、「子育てエコホーム支援事業」では一律6.4万円/戸が支給目安です(併用不可の場合あり)。自治体独自の補助も各地域で数万円~数十万円程度設定されています。

スクロールできます
メーカー
製品名
ニチコン
ESS-U4Xシリーズ
シャープ
クラウド蓄電池システム
パナソニック
創蓄連携システム S+
京セラ
Enerezza Plus
蓄電容量
(kWh)
11.1~16.67.7/15.4(連結)3.5〜12.6
(ユニット組合せ)
5.5/11.0/16.5
出力
(kW)
3.0(系統連系)
3.0kVA(自立)
約3.0最大6.0(連系)
最大4.0(自立)
3.0(連系)
2.0kVA(自立)
停電時の
対応負荷
全負荷対応
(特定負荷も可)
全負荷対応全負荷/特定負荷
選択可
全負荷対応
システム構成単機能型ハイブリッド型ハイブリッド型ハイブリッド型
200V機器
対応
自立時は非対応の可能性あり
主な機能

特徴
16.6kWhの大容量モデルで全負荷・200V機器対応
太陽光からの自立充電も可能
AI予測制御・雷予報連動で経済運転と停電対策◎
増設も可能
太陽光・蓄電池一体制御により高効率
容量や設置構成を柔軟に選べる
クレイ型電池で高安全・長寿命を実現
15年保証付きで信頼性が高い
補助金対象
(国・自治体)
太陽光
連携
向いている
目的
停電対策
節電
停電対策
節電
節電
自家消費
節電
長期利用
耐用年数
保証
10年
蓄電容量50%以上保証
10年
有償で延長可
10年
有償で延長可
15年
蓄電容量保証
メーカー希望
本体価格
(税抜)
約370万〜450万円約317万〜579万円(6.3kWh)
約184万円
約275万〜675万円
※京セラ「Enerezza Plus」は、200V機器対応について明記がなく、自立出力2.0kVAのため「△(非対応の可能性あり)」と表記。
スクロールできます
メーカー
製品名
オムロン
マルチ蓄電プラットフォーム
長州産業
Smart PV Multi
伊藤忠
スマートスターシリーズ
テスラ
Powerwall
蓄電容量
(kWh)
6.5 / 9.7
最大16.4
6.3~12.613.1613.5
出力
(kW)
最大5.9最大5.95.55.0
停電時の
対応負荷
全負荷/特定負荷
選択可
全負荷/特定負荷
選択可
全負荷対応全負荷対応
システム構成単機能型 or ハイブリッド型
(構成により選択)
ハイブリッド型単機能型単機能型
(AC連系)
200V機器
対応
主な機能

特徴
構成変更や容量拡張が可能
/V2Hや遠隔制御にも対応する高柔軟型
用途や設置条件に応じた構成が自在
最長20年保証の国内人気モデル
13.16kWh×5.5kVAの高出力にAI学習制御を搭載
/全回路バックアップが可能
13.5kWhの大容量と5kW出力を低価格で提供
/拡張性も高くスマホ操作にも対応
補助金対象
(国・自治体)
太陽光
連携
向いている
目的
停電対策
柔軟運用
停電対策
長期利用
節電
停電対策
低予算
大容量
耐用年数
(メーカー公表値)
15年
標準保証
15〜20年
製品により異なる
10年
有償で15年
10年
70%容量保証
メーカー希望
本体価格
(税抜)
約242万〜420万円約319万〜533万円約373万円約177万円

補足:DR補助金の対象製品について

国の「DR対応蓄電池補助金(デマンドレスポンス機能付き)」の対象は「製品名」ではなく「型番」単位で登録されています。以下は、2024年度までの登録傾向に基づいた、主要8製品の「DR補助金対象となる可能性が高い製品かどうか」の目安です。

製品名DR補助金対象の可能性
ニチコン ESS-U4XシリーズDR対応コントローラ
搭載モデルあり(型番により)
シャープ クラウド蓄電池HEMS連携・AI制御あり
対象モデル多数
パナソニック 創蓄連携S+補助対象構成が豊富
型番ごとに確認推奨
京セラ Enerezza Plus一部モデル対象
補助金リストに未掲載もある
オムロン KPBPシリーズ構成や型番によって対応
長州産業 Smart PV Multi / EVO多くの構成が対象に登録あり
伊藤忠商事 Smart Star 3定番モデルで毎年登録実績あり
テスラ Powerwall現在もDR補助金対象外

※実際に補助金を利用する際は、販売業者を通じて最新の対象型番を確認するのがおすすめです。

蓄電池設置までの流れ

蓄電池の設置は、複雑そうに見えても実は流れはシンプルです。

ここでは、はじめて設置する方にもわかりやすく、基本的な流れを5つのステップにまとめました。

STEP
業者に問い合わせ・見積もり依頼

現地調査の日程を調整し、使用環境や希望を伝えます。

STEP
現地調査・プラン提案

屋根・配線・設置スペースなどを確認し、最適な容量や機種を提案。

STEP
正式契約・補助金の申請

内容に納得すれば契約。補助金申請は基本的に業者が代行してくれます。

STEP
設置工事(1〜2日程度)

蓄電池本体・パワコンなどを設置し、配線・初期設定まで対応。

STEP
試運転・引き渡し

動作確認が終われば、すぐに利用開始。必要に応じて使い方の説明もあります。

よくある質問

蓄電池に関するよくある質問【Q&A】をまとめました。

蓄電池の寿命ってどれくらい?

一般的には10〜15年程度が目安ですが、製品ごとに異なります。
多くの家庭用蓄電池には10年保証(または容量保証)がついており、保証期間内は安心して使えます

ただし、スマホの電池と同じように、繰り返し使ううちに蓄えられる電力量は少しずつ減っていきます
定格容量の60〜70%まで落ちるのが一般的な目安です。

寿命を迎える=使えなくなる、というよりは、「十分な量を貯められなくなってきたら交換時期」と考えるとわかりやすいでしょう。

サイクル数って何?寿命と関係あるの?

サイクル数とは、蓄電池が「充電+放電」を1セットとして何回くり返せるかを示す目安です。
たとえば「6,000サイクル」の蓄電池なら、毎日1回使っても約16年もつ計算になります。

実際には「1日1サイクル未満」で使う家庭も多く、使い方によって寿命はさらに長くなることも。
ただし、充放電の深さや環境条件によっても劣化の進み方は変わります。

蓄電池、導入するならいつがベストタイミング?

補助金が使える「今」が絶好のチャンスです。
さらに言えば、迷っている間にも、本来は削減できたはずの電気代を払い続けているかもしれません。
補助金の終了や電気代のさらなる高騰を考えると、検討を始めた今が一番お得なタイミングともいえます。

どのメーカーを選べばいいか分からない。

蓄電池はメーカーによって容量・保証・機能が異なります。価格にも差があるため、「どれが一番良い」ではなく、あなたの目的に合った製品を選ぶことが大切です。
この記事で紹介した主要製品比較を参考にしながら、自分に合った製品をイメージしておきましょう。

そして実際には、複数の信頼できる業者から見積もりを取り、対応製品や条件を比較するのがおすすめです。補助金の申請や工事内容も含めてサポートしてくれる業者を選べば、導入後も安心です。

設置スペースが限られているけど、大丈夫?

はい、大丈夫です。
現在の家庭用蓄電池は屋外設置が主流で、狭いスペースにも置けるコンパクトなモデルも増えています。

たとえば、壁掛け型やスリム設計の製品もあり、
「庭が狭い」「通路脇にしか置けない」といった住宅事情にも対応可能です。

また、設置場所に応じた設計や防水・防塵性能も各メーカーで考慮されています。
心配な場合は、事前の現地調査で「どの機種が設置可能か」業者が確認してくれます。

太陽光をすでに設置しているけど、蓄電池だけでも後付けできる?

可能です。既設の太陽光パネルと連携できる「単機能型」蓄電池もあります。
既存設備との相性を確認して、無駄なく追加できる方法を提案してくれる業者に相談しましょう

価格が気になるけど、まず見積もりだけでも大丈夫?

はい、見積もりは無料で対応している業者がほとんどです。
しつこい営業がない業者を選べば、「とりあえず相談だけ」でもOKです。
まずは費用感や適した容量を確認するだけでも、大きな一歩になります。

「まだ導入するか分からない」「話だけ聞きたい」という方も歓迎している業者が多くあります。
気軽に話を聞いてみることで、後悔しない判断につながります。

まとめ

今、蓄電池は「あると便利」から「なくてはならない備え」へと変わりつつあります。
災害や停電、電気代の高騰──何が起きるかわからない今の時代。

電気を自分で備えるという選択は、未来の安心を手に入れること。
補助金を活用すれば、負担を抑えて現実的に導入できます。

「うちはまだいいかな」と思っている間も、電気代は確実に上がっていきます。
後悔しないための第一歩として、情報収集や見積もり比較から始めてみませんか?

【【ご注意ください】】

太陽光発電・蓄電池の検討時には、悪質な訪問販売業者の勧誘に十分ご注意ください

一部の業者は自治体からの委託を装い高額な契約を迫ってくることがあるようです。
自治体が特定の業者に営業を委託する事実はありません
また「点検が義務化された」「今だけ〇〇円引き」等と不安を煽って契約を急がせる手口も報告されています。後で後悔しないためにも、契約は必ず複数社の見積もりを比較検討した上で判断しましょう。

\当サイトで紹介している施工業者は厳選された優良企業です/

それでも万一「強引だな」「話が違うな」と感じた場合は、遠慮なく契約を見送りましょう。そして改めて別の複数業者から見積もりを取り直し、条件を比較して、より安心・納得した導入を目指しましょう。

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